ここまで来てくれたら、あとはもうおまけみたいなものだから…。

準決勝の米国戦を前に王特別顧問がとある記者にもらした言葉だそうです。王さん自身、若い原監督に重責を担わせねばならない状況を招いたことに心を痛めていたのかもしれません。4強入りで前回覇者の面目は保てた、あとは楽しんでやってくれという気持ちだったのかも知れません。私もここにも再三書いてきた通り、4強入り+順位決定戦での韓国戦勝利で彼らの責務は終わったと思いましたし、十分だと思ってました。韓国がベネズエラを破り決勝進出を決めた後には、決勝で韓国に負けるくらいなら米国に負けて欲しいとすら思っていました。でも、侍達が私にくれた「おまけ」は、私が期待していたものなんかよりもはるかに大きなものでした。前回の運に恵まれた奇跡の世界一も感動しましたが、真の実力で日本野球に世界一の座をもたらせてくれた侍達の姿に、私は尊敬の念を感じ、感動を感じ、そして一生し続けても足りないくらいの感謝を感じています。


このイチローのセンター前ヒットを忘れられる野球ファンはいないでしょう。本当にありがとう。侍ジャパン